今日の東京スポーツ誌上で「ノア亀裂」の見出しが出たが、その震源地は杉浦貴でミスターデンジャー・松永光弘の参戦を了承した丸藤正道副社長に対し「オレ達は体を張って戦ってきてんだよ!いきなり来て、何で簡単に上がれるんだ?斎藤さんだって個人的な感情をウチに持ち込んで欲しくない。オレは認めない」と猛反発し12・23ディファで開催される丸藤正道プロデュース興行もボイコットすることを示唆した。
松永に関しては昨日も書いたとおり「デスマッチや凶器を持ち込まない」ということをプロデューサーである丸藤と約束もかわし、田上明社長も一応GOサインを出した。しかしその一応が問題で以前松永が何度もデスマッチを持ち込まないことを約束してZERO1マットに参戦したが、結局松永は約束破りZERO1マットにデスマッチを持ち込んだ経緯があるだけに、内部からも簡単にデスマッチを引退したと公言している松永を簡単に信用していいのかという疑問もあるのも事実だと思う。
しかし杉浦の怒りの理由はは松永ではなく新体制のNOAH、今週の週刊プロレスのインタビューでは会社だけでなく自分自身に対する苛立ちがあったことを明かし、最近はグチるよりも試合でぶつけるようになったという。松永の参戦のことに意義を唱えたのは杉浦の中にある苛立ちから出た発言であり、NOAHはこのままでいいのかという考えもあっての反発だと思う。
GHC王座挑戦は杉浦はこの1年間戦い通してやっと認められた証と位置づけているが、杉浦がこうやって新体制に反発した以上王座挑戦で止まってしまってはいけないし、抱いている苛立ちもNOAHの今後につなげなければならないのだ。
松永に関しては試合まで待つしかないとしか言いようがないし、危険な魅力をもつ男である松永が綺麗に終わるのかという疑問もある。もし松永が約束破りをするようなことがあれば、信用した丸藤と盟友である彰俊が責任を取って始末するしかない・・・
NOAHの2009年の最後のシリーズ「Winter Navig.'09」開幕戦をG+で見たが、メインで行なわれた潮崎豪 斎藤彰俊vs杉浦貴、バイソン・スミスのGHCヘビー級選手権の前哨戦はバイソンを捕らえ勝利を目前にした潮崎が調子に乗りすぎて雪崩式フランケンシュタイナーを狙ったところでバイソンに雪崩式バイソンデニエルで返されて3カウントを奪われてしまい、杉浦が前哨戦を制する形となったが、主役をバイソンに奪われた杉浦は激怒しバイソンを置き去りにして控室へと引き上げていった。
今週の週刊プロレスのインタビューではチャンスを与えられて王者となった潮崎に対し、自分の力で王座挑戦掴み取った杉浦の潮崎に対するジェラシーというものを感じた。しかし今日の感じでは杉浦の詰めの甘さがバイソンに主役を奪われたところで出てしまったが、潮崎も若いせいか調子に乗りすぎて墓穴を掘るという部分が出てしまった。
現時点では五分と五分といったところだが、よく考えれば二人は全日本からデビューではなくNOAHからデビューを果たしただけに、NOAH世代の二人が武道館のファンを満足させるような試合が出来るかどうか?潮崎だけでなく杉浦も試される試合になると思う。
セミのGHCタッグ選手権の前哨戦の森嶋猛 佐々木健介 宮原健斗vs小橋建太 秋山準 伊藤旭彦は前哨戦ながらも激戦となるも、王者組がダブルインパクトで伊藤を降し勢いの差を見せ付けた。
試合を見ると小橋が健介だけでなく森嶋にも押され、逆水平を放っても森嶋が受け流すなど現在の小橋と森嶋の勢いの差がそのまま試合に出てしまい、健介のノーザンライトボムで試合が終わってもおかしくはなかった。
復活バーニングが勝つには秋山がいかに小橋をフォローできるかにかかってくるが、王者組の勢いを考えると・・・・
谷口周平の邁進十番勝負の力皇猛戦は、谷口が積極的に先手先手と攻めるが息を上がったところを力皇が逃さず自分のペースに引き込むも、谷口が懸命に粘り力皇がそれに応える意味で無双で勝利を収めた。
谷口も良くはなってきているが、後はいかに自分のペースに引き込んでいくかという部分ではまだまだなところがある。
面白い試合は佐野巧真vsモハメドヨネ、本田多聞vs青木篤志で、本田vs青木は青木からグラウンド勝負に挑んだ度胸も良かったが、本田のグラウンドテクニックも光った試合でもあり、最後の丸め込み技もさすが本田と思わせる試合だったし、本田との一戦も青木にとって十番勝負に相応しい試練だったと思う。
また佐野は復帰明けながらもヨネ相手に手厳しい攻撃を浴びせた。ヨネは「不完全燃焼の1年だった」と答えていた通り、本来ならヨネが復帰明けの佐野に手厳しい攻撃を加えなければならないのだが、好試合になったもののヨネの不完全燃焼の部分が出てしまった試合だった。
そして第2試合の小川良成 リッキー・マルビン 石森太二vs金丸義信 鈴木鼓太郎 平柳玄藩は、マルビンと小川の関係も気になったが、マルビンは狙いを金丸、鼓太郎のGHCジュニアタッグに照準定め。マイクアピールする鼓太郎に毒霧を浴びせて三沢魂のこもった鼓太郎に右腕をブルーボックスで何度も殴打して破壊する暴挙に打って出た。
以前だったら鼓太郎とマルビンの図式は逆だったのだが、鼓太郎が三沢魂を受け継いでから再び逆となりマルビンがルードとなり、裏切った相棒である鼓太郎に今までの恨みをぶつけにかかった。マルビンの暴挙に鼓太郎は「殺してやる!」と制裁宣言をしたが、鼓太郎も鬼になってマルビンを叩き潰せるか?しかし気になったのは石森の調子の悪さが目立ったが・・・
12月22、23日に後楽園ホールでジュニアの祭典である「SUPER J-CUP」が開催され、既にNOAHから青木篤志、DRAGON GATEからYAMATO、DDTから飯伏幸太と男色ディーノが名乗りを挙げたが、青木やYAMATO、飯伏は新日本でも馴染みのレスラーとなったが、ディーノに関しては決定となれば新日本マット初参戦。新日本ファンからも抵抗はありそうだが、J-CUPは新日本でお馴染みよりもこういった斬新な人選でなおかつ未開の領域のあるレスラーの方が面白いのだ。
J-CUPは優勝だけが目的ではない、自分の存在をいろんなファンに大きくアピールできるのかが一番の目標である。その例がハヤブサとTAKAみちのく、そしてリッキー・マルビンでハヤブサは第1回の1回戦で獣神サンダーライガーと対戦し、当時はまったく無名だったハヤブサがライガー相手にノータッチトペコンヒーロで奇襲をかけ、またライガーの奥の手であるシューティングスタープレスを披露、TAKAみちのくもブラック・タイガー(エディ・ゲレロ)相手に宇宙人プランチャを披露、第3回では当時CMLL JAPANの所属だったマルビンがCIMA相手にトルニージョを披露するなどファンに大きなインパクトを与えて今後に大きく繋げた。
SUPER J-CUPは優勝候補的でお馴染みのレスラーよりも未知の領域のあるレスラーが出てくるのが面白い、そういった意味ではディーノの参戦は面白いものを感じるのだ。
おそらく全日本、ZERO1やみちのくプロレスや大阪プロレス、沖縄プロレス、K-DOJO、ハッスルなども参戦候補入るだろうが、自分の希望とすれば新日本をかじったことのないレスラーに参戦して欲しいところ、候補とすればフジタ“Jr”ハヤト、タダスケ、大原はじめ、JOEなども参戦したら面白いと思う。
今週の水曜日の発売分で週刊プロレスが1500号を迎えることになった。自分が週刊プロレスを買いだしたのは1983年の創刊号から、当時の自分は中学生でプロレスファンだった友人と「月刊プロレス」「ゴング」などを読んでいたが、ある日学校からの帰り道の本屋で週刊プロレスが棚に並んでおり、表紙は初代タイガーマスクだった。自分は学校の帰り道で買い物をしてはいけないという校則破りを初めてやってしまい、店頭に並んでいた週プロを買い、ここから学校の帰り道で週刊プロレスを買うという校則破りの日々が始まったが、結局学校には見つからず本屋の店長も共犯関係になってくれたので無事中学生生活を全うすることが出来た、またその後も週プロも買い続け生活の一部となり現在に至っている。
しかしプロレス界の激動は週プロの創刊から始まったといっても過言ではなかった、創刊号では「タイガーマスクが消える」という見出しが出て、しばらくして初代タイガーが突如引退をしてプロレスブームで絶頂期だった新日本プロレスでクーデターが勃発、UWFとジャパンプロレスの設立、新日本と全日本の二団体時代から多団体時代へと移り変る・・・、プロレス界の激動を週プロを通じて知りまた勉強していった。現在でもその生活は変わらず今日に至っている。
そして1500号・・・短いようで長いというのが感想で、もうそんなになるんだなと思った。これからも頑張って続けて欲しいし、自分も生活の一部として買い続けます。
1500号おめでとうございます!
13日の金曜日のS-ARENAのゲストに長州力が登場、ゲスト解説として“永遠の長州番記者”金沢克彦氏が招かれたが、長州は金沢氏との付き合いは「短いよ」ととぼけていたものの、二人のやりとりを見ていると、とぼける長州と鋭い突っ込みを入れる金沢氏と名コンビのようなやりとりで、最後の最後で長州をドキリとさせるような(長州にIGF参戦の話があったこと)質問をしたりで、長州よりも金沢氏の方が主役といった感じだった。
主な話題となったのは来週開幕する全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦で、長州は征矢学と組んで参戦となるが、長州の最強タッグ参戦も23年ぶりとなる。ちょうど今月のG+で放送されている「プロレスクラシック」で1985年に開催された世界最強タッグリーグ戦の模様が放送され、長州は維新軍団や新日本の一部中堅や若手らと共にジャパンプロレスを設立し業務提携という形で全日本に参戦。最強タッグでは長州の本来のパートナーはアニマル浜口だったのだが浜口は一歩引いたスタンスを取り、将来性を買って谷津嘉章にパートナーの座を譲っていた。
しかしこの年の最強タッグはジャンボ鶴田と天龍源一郎の鶴龍コンビ、PWFタッグ王者だったスタン・ハンセンとテッド・デビアス組、ジャイアント馬場とドリー・ファンク・ジュニアの元NWA王者組、ダイナマイト・キッドとデイビーボーイ・スミスのプリティッシュブルドックなどの強豪チームが参戦し、全チームが優勝争いに絡む大混戦となったが、優勝したのは僅かの差でハンセン組が優勝し、長州組は翌年も参戦したが僅かの差で優勝できなかった。
その長州が久々に最強タッグに参戦するが、長州のスタンスは一歩引いたスタンスを取って征矢を前面的に押し出すことだろうが、長州個人の絡みとすれば久々に対戦するといわれる船木や初対決で一時的に長州の付き人を務めた鈴木との対戦は新鮮、デビュー35周年を迎えレジェンドとなった長州が最強タッグで存在感を見せるか、最強タッグの注目の一つである。


